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内視鏡検査の時間はどのくらい?検査の詳しい流れとスムーズにするコツを解説

内視鏡検査を受けたいと思いながらも、「どれくらい時間がかかるのか分からない」という理由で、なかなか一歩を踏み出せない方は少なくありません。

特に仕事や家事で忙しい方にとって、検査に要する時間が読めないことは、大きな不安材料のひとつです。

また、過去に内視鏡検査でつらい経験をした方ほど、検査時間の長さを気にして受診をためらってしまうこともあります。

内視鏡検査にかかる時間は、検査の種類や内容、鎮静剤の有無、下剤の効き具合などによって異なります。

この記事では、内視鏡検査当日にかかるおおよその時間の目安や、胃内視鏡・大腸内視鏡それぞれの詳しい流れを解説するとともに、検査をできるだけスムーズに受けるためのポイントについてもご紹介します。

内視鏡検査にかかる時間はどのくらい?

砂時計

内視鏡検査は、検査そのものの時間だけでなく、来院後の準備や検査後の休憩時間まで含めて考える必要があります。

また、胃内視鏡(胃カメラ)か大腸内視鏡(大腸カメラ)か、鎮静剤を使用するかどうかによっても、当日の滞在時間は大きく異なります。

ここでは、内視鏡検査当日にどのくらい時間がかかるのか、検査の種類や条件ごとに解説します。

内視鏡検査当日にかかる時間

内視鏡検査当日の所要時間の目安は、以下の通りです

  • 胃内視鏡検査…検査自体は数分から十数分程度で終了することが多く、受付、問診、麻酔の準備、検査後の説明などを含めると、来院から帰宅までで30分〜2時間程度が目安
  • 大腸内視鏡検査…検査そのものは15〜20分程度であっても、検査前の下剤の前処置に2〜4時間ほどかかる

胃内視鏡であれば比較的短時間で終わることが多く、大腸内視鏡では前処置の影響で半日ほど余裕を見ておく必要があります。

鎮静剤のありなしで滞在時間が変わる

内視鏡検査では、苦痛を軽減する目的で鎮静剤(静脈麻酔)を使用することがあります。

鎮静剤を使用しない場合は、検査終了後すぐに医師の説明を受け、そのまま帰宅できることがほとんどです。

一方、鎮静剤を使用した場合は、検査後に回復室で安静にする時間が必要です。

麻酔から回復するまで、15〜30分程度、施設によっては1時間ほど休憩を取ることもあります。

そのため、鎮静剤を使う場合は、検査全体の滞在時間が長くなる点に注意が必要です。

また、鎮静剤を使用した当日は自動車や自転車の運転を控える必要があるため、スケジュールにも余裕をもっておくことが大切です。

胃内視鏡は経口・経鼻で時間が変わることもある

胃内視鏡検査には、口からカメラを挿入する経口内視鏡と、鼻から挿入する経鼻内視鏡があります。

どちらも検査時間に大きな差はありませんが、検査の進み方によって所要時間がわずかに異なることがあります。

一般的に、経鼻内視鏡はスコープが細いため、挿入時の苦痛が少ない反面、操作にやや時間がかかる場合があります。

一方、経口内視鏡は操作性が高く、検査自体はスムーズに進みやすいものの、嘔吐反射が強い方では準備や対応に時間を要することもあります。

いずれの方法でも、検査自体は短時間で終了しますが、患者さんの体調や反応によって多少前後することがあります。

大腸内視鏡は下剤の効果によって時間が変わる

大腸内視鏡検査では、検査前の下剤(腸管洗浄液)の効き具合が時間に影響します。

腸内が十分にきれいにならないと、正確な観察ができず、検査開始が遅れたり、追加で下剤を服用したりすることがあります。

腸管洗浄剤は種類により量が異なり、一般に1.5〜2L程度を数時間かけて服用する点が特徴です。

服用から排便が落ち着くまでには、通常2〜3時間程度かかりますが、便秘傾向のある方や洗浄液が効きにくい方では、さらに時間が必要になる場合もあります。

そのため、大腸内視鏡検査の日は、余裕をもった予定を組むことが重要です。

事前に医師の指示通りに下剤を服用し、前日の食事制限を守ることで、検査当日の流れをスムーズに進めることができます。

胃内視鏡検査の流れ

医療機関の待合室

胃内視鏡検査を初めて受ける方にとっては、どのような流れで検査が行われるのか不安に思う方もいるかもしれません。

ここでは、胃内視鏡検査の流れについて詳しく紹介します。

事前来院

胃内視鏡検査は、食事をしていなければ当日受けられる場合もありますが、事前に外来受診での診察を行った後に検査を行うのが一般的です。

診察では、症状や既往歴、服用中の薬について確認し、検査の予約をとります。

この際に、検査方法や鎮静剤の使用希望についても相談することができ、注意事項についても説明があるため、疑問があれば医師やスタッフに聞いておきましょう。

前日

検査前日は、胃の中を空にしておく必要があるため、夕食は早めに済ませ、その後は飲食を控えます

医師から指示があった場合を除き、普段の薬は決められた方法で服用しましょう。

前日は無理をせず、体調を整えて過ごすことが大切です。

胃内視鏡検査当日の流れ

胃内視鏡検査当日は、来院後にいくつかの準備を経て検査が行われます。

鎮静剤を使用するかどうかによって、滞在時間に違いが出ることがあります。

胃内視鏡検査の当日の流れは以下の通りです。

流れ 目安時間 内容
受付・体調確認 約5~10分 来院後に受付を行い、当日の体調や検査に関する確認が行われる。気になる点があれば、このタイミングで相談できる
検査準備 約10~15分 検査着への着替えや血圧測定などが行われ、あわせて消泡剤を服用する
麻酔・鎮静準備 約5~10分 喉や鼻に局所麻酔を行う。希望する場合は、点滴から鎮静剤が使われることも
内視鏡検査 約5~15分 胃カメラを挿入し、食道・胃・十二指腸の粘膜を観察。必要に応じて組織を採取する場合もある
回復・安静 約10~60分 鎮静剤を使用した場合は、回復室でしばらく休む時間がある。使用していない場合は、この工程が短くなる
医師の説明・会計 約5~10分 検査結果について説明を受け、その後帰宅

全体として、胃内視鏡検査は比較的短時間で進むことが多い検査です。

大腸内視鏡検査の流れ

患者さんに説明している医師

大腸内視鏡検査は、検査前日から当日にかけて準備が必要となる検査です。

あらかじめ全体の流れを知っておくことで、「今はどの段階なのか」「どのくらい時間がかかりそうか」をイメージしやすくなり、当日も落ち着いて過ごしやすくなります。

ここでは、事前来院から検査後の説明までの一般的な流れを紹介します。

事前来院

大腸内視鏡検査では、事前の診察が重要です。

症状や便通の状態、服用中の薬について確認し、下剤の種類や服用方法を決めます。

検査の流れや注意点をあらかじめ知っておくことで、当日も落ち着いて準備ができます。

検査前日

前日は、腸に残りにくい食事を心がけ、夕食は指定された時間までに済ませます

就寝前には錠剤の下剤を服用するのが一般的です。

食事内容や薬の服用方法は医師や看護師から案内されるため、確認しながら準備することが大切です。

大腸内視鏡検査当日の流れ

大腸内視鏡検査では、来院前に下剤を服用するか、病院で下剤を服用するか選べるのが一般的です。

来院前に家で下剤を服用する場合は、来院の5時間前から2リットルの水に溶かした下剤を2時間かけて飲み、その後腸がきれいになるまで2~3時間程度かかります。

家で下剤を服用する場合は、病院での滞在時間は短くなるでしょう。

以下は、来院してから帰宅までのおおまかな流れです。

流れ 目安時間 内容
受付・状態確認 約5~10分 来院後、体調や排便状況などを確認する
下剤の服用(院内服用の場合) 4~6時間程度 下剤の効きやすさによって時間が異なる。家で服用する場合はこの工程はなくなる
着替え・点滴準備 約10~15分 検査着へ着替え、鎮静剤を使用する場合は点滴の準備が行われる
鎮静剤投与 約5~10分 希望に応じて鎮静剤が使われ、リラックスした状態で検査に入る
内視鏡検査 約10~20分 大腸の奥まで内視鏡を進め、引き戻しながら粘膜を観察する。必要に応じてポリープ切除が行われる
回復・休憩 約10~60分 検査後は回復室で休む時間がある。鎮静剤を使用した場合は、眠気が落ち着くまで様子を見る
医師の説明・会計 約5~10分 検査結果や当日の注意点について説明があり、その後帰宅

下剤で腸をきれいにする工程が必要になるため、検査当日は半日程度の比較的まとまった時間が必要になります。

内視鏡検査がスムーズになるコツ

スマホに何か打ち込んでいる手元

内視鏡検査は、事前の準備や当日の過ごし方によって、感じ方や所要時間の印象が変わることがあります。

あらかじめポイントを知っておくことで、不安が和らぎ、落ち着いて検査に臨みやすくなります。

ここでは、胃内視鏡検査・大腸内視鏡検査を受ける際に意識しておきたい、一般的な工夫についてご紹介します。

電話やウェブで予約をとる

内視鏡検査は事前予約制となっていることが多く、電話やウェブ予約を利用することで、来院から検査までの流れが把握しやすくなります

空腹状態で過ごす時間が長くなることを避けやすくなる点も、事前予約のメリットのひとつです。

予定に合わせて無理のない時間帯を選びやすくなるため、電話やウェブ予約を事前にしておくことがおすすめです。

午前中に検査をする

検査の時間帯によって、1日の過ごし方の印象が変わることがあります。

午後の検査では帰宅が夕方以降になることもありますが、午前中に検査を行うことで、比較的早い時間帯に終了する場合があります。

検査後の予定や体調を考慮しながら、時間帯を検討することも一つの方法です。

事前の注意事項を守る

内視鏡検査では、事前に案内される食事内容や喫煙・飲酒などの注意事項を守ることが、検査を円滑に進めるうえで大切なポイントです。

準備が整っていると、検査中の観察がしやすくなり、再検査などの負担を避けやすくなることもあります。

不明点がある場合は、事前に確認しておくことで、当日を安心して迎えやすくなります。

3日前から食事に気を付ける

検査前の食事内容は、腸や胃の状態に影響します。

特に大腸内視鏡検査では、消化に時間がかかるものや食物繊維の多い食事が続くと、下剤の効果に影響することがあります。

3日ほど前から少しずつ消化のよい食事を意識しておくことで、検査当日の準備が進みやすくなります。

リラックスした状態で検査に臨む

緊張して体に力が入ると、内視鏡の操作が難しく感じられることがあります。

深呼吸を意識し、できる範囲で体の力を抜くことで、検査が進みやすくなるでしょう。

医師や看護師の声かけを聞きながら、落ち着いた気持ちで臨むことが、負担感の軽減につながります。

胃内視鏡と大腸内視鏡の検査を同日に行う

胃内視鏡検査と大腸内視鏡検査は、同じ日に行うことが可能な場合もあります。

来院回数をまとめられるため、時間的な負担を感じにくいと考える方もいます。

検査方法や体調によって適応は異なるため、希望がある場合は、事前に相談してみると選択肢が広がります。

内視鏡検査の所要時間についてのよくある質問

聴診器と時計

内視鏡検査を受けるにあたって、「どのくらい時間がかかるのか」「検査後は普段通り過ごせるのか」といった点は、多くの方が気になるところではないでしょうか。

特に仕事や日常生活への影響は、事前に知っておきたい大切なポイントです。

ここでは、内視鏡検査の所要時間や検査前後の過ごし方について、よくある質問をもとにわかりやすく解説します。

鎮静剤が切れるまでどのくらいかかりますか?

内視鏡検査で鎮静剤を使用した場合、意識がはっきりしてくるまでの時間はおおよそ1時間程度が目安です。

ただし、検査後しばらくは眠気や注意力の低下を感じる方もいます。

そのため、検査当日は無理に予定を詰め込まず、落ち着いて過ごせる時間を確保しておくと安心です。

ポリープ切除を行った場合はどのくらい時間がかかりますか?

大腸内視鏡検査中にポリープを切除する場合、ポリープの大きさや種類によって所要時間が変わります。

比較的小さなものでは1〜2分程度、やや大きい場合でも数分で終了することで、検査全体の時間が大きく延びるケースは多くありません。

処置が加わることで不安を感じる方もいますが、必要に応じて医師が状況を説明しながら進めます。

検査前日・当日・翌日に仕事はできますか?

検査当日は、下剤の使用や検査そのものによる疲れを感じやすいため、仕事内容や体調に応じた判断が大切です。

鎮静剤を使わなかった場合は軽作業が可能なこともありますが、使用した場合は注意力の低下を考慮しましょう

鎮静剤を使用した当日は、医療機関から雨天を控えるよう案内されるのが一般的です。

また、ポリープを切除した場合には、出血のリスクがあるため、力仕事や全身を使うハードな作業はできるだけ休みをとる、仕事内容を変えてもらうなどを検討することが大切です。

まとめ

内視鏡検査にかかる時間は、検査自体は比較的短時間で終わるものの、事前準備や検査後の回復時間を含めると、全体の所要時間には個人差があります。

特に鎮静剤(麻酔)を使用する場合は、検査後に安静時間が必要となるため、余裕をもったスケジュールを組むことが大切です。

また、胃内視鏡と大腸内視鏡では検査の流れや準備内容が異なり、大腸内視鏡では下剤の効果によって所要時間が左右されることもあります。

新宿トミヒサクロスクリニック』では、患者様の希望に応じて鎮静剤・鎮痛剤を用いた胃・大腸の内視鏡検査を実施しております。

内視鏡専門医が患者様の状態に配慮しながら検査を行いますので、リラックスして検査を受けていただけます。

検査にかかる時間など不安なことがある場合には、お気軽にご相談ください。

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